球詠
野球って本気だから楽しいんだ
2020年
- エピソード
- 作品詳細
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第1球 運命の再会
中学時代、野球部の投手だった武田詠深は、高校入学を期に野球から離れようとしていた。ところが入学式の後、幼馴染で強豪チームの捕手だった山崎珠姫と再会する。
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第2球 一緒に野球やりましょう
入部届けを提出した詠深たち。だが停部中も野球部を守っていた先輩の岡田 怜と藤原理沙は、クラブチームに参加するつもりだという。そこで詠深は怜に勝負を持ちかける。
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第3球 私を連れていってよ
活気の戻ってきた野球部へ新たに中村 希と大村白菊という2人の1年生が入部し、ついにチームに必要な人数が揃った。しかし珠姫はどことなく複雑な表情を見せる。
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第4球 約束のあの球
顧問に藤井杏夏が就任し、さっそく練習試合が組まれることに。対するは今夏大会の注目チーム・柳大川越。相手先発は2番手投手だったが、遅れて2年生エースが到着する。
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第5球 ススメ!!泥沼連敗街道
ゴールデンウィークに合宿を行う新越谷ナイン。杏夏のハードなノックが飛ぶ一方、芳乃は、新越谷に必要な控え投手を指名する。その夜、怜と理沙はこれまでのことを振り返る。
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第6球 希望を胸に…
守谷欅台との練習試合。4番に入った希が初回にタイムリーヒットを放ち、序盤に大量リードを奪う新越谷だったが、相手投手も立ち直り、ジリジリと追い上げられていく。
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第7球 雨上がりの夜空に
夏の県大会の抽選があり、初戦の相手は影森高校、勝ち上がった二戦目の相手は強豪・梁幽館高校が濃厚となる。新越谷ナインはさっそく影森、梁幽館対策に乗り出す。
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第8球 ゼロから
県大会の初戦。影森相手にはエースの詠深を温存し、先発のマウンドに立つのは理沙。しかし影森は先制してもベンチが沸くこともなく、不気味な雰囲気を漂わせる。
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第9球 流れの作り方
息吹の好リリーフで終盤のピンチを切り抜け、その後の攻撃で大量得点に成功する新越谷。しかし、芳乃は結果的に息吹を危険な目に遭わせてしまった自分の采配を責める。
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第10球 見せつけてやろう
二戦目・梁幽館戦。試合前から威圧感を見せる相手に対し、先制点を奪う新越谷。しかしその直後、ピンチを招いて、大会屈指の強打者・中田を打席に迎える。
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第11球 これが全国レベル
満塁のピンチでなんと中田を敬遠する新越谷。詠深の奮闘でその後を切り抜ける。そして、試合は1-2のまま中田の3打席目を迎え─
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第12球 (最終話) 悔いなく投げよう
1点差に詰め寄った新越谷、最終回の攻撃。チャンスを作ったところで梁幽館はエース・中田をマウンドに送る。打席には4番の希。仲間への思いを込めて振りぬいた打球の行方は―。
作品詳細
埼玉県、新越谷高校。この春入学した武田詠深(たけだ・よみ)は、そこで幼なじみの山崎珠姫(やまざき・たまき)に再会する。中学時代、受け止められるキャッチャーがいないために鋭く変化する「魔球」を投げられず、野球への気持ちをあきらめかけていた詠深。だが、強豪チームで実力を磨いていた珠姫は、詠深の変化球を受け止めることができた。幼い頃の約束を果たし、再びめぐり逢った二人は、クラスメイトの川口姉妹や仲間たちと共に停部中の野球部を復活させる。目指すは全国!新生・新越谷高校野球部の挑戦がここから始まる―。