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君、花海棠の紅にあらず
君、花海棠の紅にあらず
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君、花海棠の紅にあらず

人の世は、美しい―。大ヒット「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」スタッフ×ホァン・シャオミン「琅?榜<弐>~風雲来る長林軍~」主演。激動の時代に翻弄された二人の究極の絆を描く!

2020年

字幕

予告編

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話 邂逅(かいこう)

    1930年代、北平(ほくへい)では芸能が隆盛を極めるも、国難の時でもあった。実力は最上だが強情な京劇役者・商細蕊(シャン・シールイ)。京劇協会の会長・姜栄寿(ジャン・ロンショウ)にも媚びることなく、役者魂を貫いていた。一方、北平一の豪商で皆が恐れる曹(ツァオ)司令官を義兄に持つ程鳳台(チョン・フォンタイ)。京劇に興味がない程鳳台だったが、ある日、舞台に立つ女役の商細蕊を見て心を動かされる。

  • 第2話 掟破りの英雄

    台本を改変する掟破りな商細蕊(シャン・シールイ)。程鳳台(チョン・フォンタイ)は商細蕊を非難する客と殴り合いのケンカとなる。しかし、騒動は商細蕊を疎ましく思う姜栄寿(ジャン・ロンショウ)の息子・姜登宝(ジャン・ドンバオ)の仕業だった。そんな中、商細蕊主演の慈善公演が催される。しかし、商細蕊の態度に憤慨した梨園屈指の奏者が出演を放棄したため、姜栄寿はここぞとばかりに商細蕊を追い詰めるのだった。

  • 第3話 敵と味方

    商細蕊(シャン・シールイ)は窮地を独力で乗り切るが、姜栄寿(ジャン・ロンショウ)から新たな罠が仕掛けられる。慈善公演の主催者・金(ジン)部長を歌で罵る怖いもの知らずの商細蕊。程鳳台(チョン・フォンタイ)に助けられるが、姜栄寿と姜登宝(ジャン・ドンバオ)父子の嫌がらせは止まらず、商細蕊率いる水雲(シュイユン)楼は劇場から出入り禁止となってしまう。商細蕊と北平(ほくへい)を牛耳る曹(ツァオ)司令官との遺恨の噂が広まったせいであった。

  • 第4話 真実から生まれる物語

    程鳳台(チョン・フォンタイ)は息子の誕生会に商細蕊(シャン・シールイ)を呼んだとして姉・程美心(チョン・メイシン)から責められる。宴には程(チョン)家の従兄・常之新(チャン・ジーシン)と結婚した商細蕊の師姉(しし)・蒋夢萍(ジャン・モンピン)が来ていたからだ。姉代わりの蒋夢萍に裏切られた過去を未だ引きずる商細蕊。事態を重く受け止めていない程鳳台に反し、商細蕊は蒋夢萍の姿を見ると、祝いの席で恨みの歌を繰り広げ宴を台なしにする。

  • 第5話 強情の代償

    商細蕊(シャン・シールイ)と曹(ツァオ)司令官の遺恨について新聞記事が出回り、状況は悪化の一途をたどる。商細蕊は病休中の柳雲心(リウ・ユンシン)に代わり劇場に出ていたが、姜登宝(ジャン・ドンバオ)からの攻撃が続いていた。そんな中、根城の家賃が払えないほどの財政難に陥った水雲(シュイユン)楼。商細蕊は舞台の衣装を質に入れお金を工面するが、曹司令官を恐れる大家から退去を言い渡される。

  • 第6話 魂の演技

    程鳳台(チョン・フォンタイ)は楊貴妃(ようきひ)を演じた商細蕊(シャン・シールイ)に心をつかまれる。運命に翻弄される望まぬ日々と心の中にある屈折、家族を捨て役者でいることを選んだ母親への思い。程鳳台の心の奥を商細蕊は歌い上げたのだった。一方、柳雲心(リウ・ユンシン)の復帰が決まり、いよいよ水雲(シュイユン)楼は行き場をなくす。程鳳台と知音になった商細蕊をよそ目に団員たちは金銭の援助を期待し…。

  • 第7話 希望と絶望

    商細蕊(シャン・シールイ)は自ら劇場を建てようと決心し、目星をつけている場所を程鳳台(チョン・フォンタイ)に見せる。だが、その計画に水を差すかのように水雲(シュイユン)楼に騒ぎが起こり、団員たちは仲間割れし始める。そこで、商細蕊は先祖代々蓄えてきた財産を費用に当て、専用劇場を建てると宣言。そして、団員たちの前で財産が入っている宝の箱を開けるのだが…。

  • 第8話 決断の時

    絶望に打ちひしがれ宝箱に籠ったきりの商細蕊(シャン・シールイ)は、とうとう姉弟子の十九(シージウ)に見切りをつけられてしまう。悟った商細蕊はかつて出ていった者たちも呼び集め、水雲(シュイユン)楼の存続について会合を開くと告げる。皆を拘束している証文を燃やし本音を聞こうとする商細蕊。一方、程鳳台(チョン・フォンタイ)は頓挫しかけたトンネルの修繕計画に一筋の光を見つける。

  • 第9話 梨園(りえん)の王となれ

    トンネル修繕の契約を終えた帰路、程鳳台(チョン・フォンタイ)は平陽(ピンヤン)へと向かう水雲(シュイユン)楼一座と遭遇し、商細蕊(シャン・シールイ)の逆境を知る。ついに、水雲楼の後ろ盾になるという大きな助け舟を出す程鳳台。希望が見えた一座だったが、姜栄寿(ジャン・ロンショウ)が黙っているはずはなかった。そんな折、商細蕊の芸を愛する戯曲作家の杜洛城(ドゥー・ルオチョン)が現れるが、程鳳台を見て怒り出す。

  • 第10話 裏切りのワルツ

    程鳳台(チョン・フォンタイ)の義弟・范漣(ファン・リエン)は、遊びで付き合う女性の妊娠を知る。程鳳台は動揺する范漣に代わり話をつけようとするが、彼女から大金を要求される。一方で程鳳台は曹(ツァオ)司令官の息子・曹貴修(ツァオ・グイシウ)に希少な銃を贈り和解を求める。そこに浮上したのは曹司令官の裏切り疑惑だった。そんな折、芸能を嫌う程鳳台の妻・范湘児(ファン・シャンアル)は夫の水雲(シュイユン)楼への投資を知り…。

  • 第11話 侮辱

    水雲(シュイユン)楼の役者が夫を狙っていると知り、いらだちが収まらない范湘児(ファン・シャンアル)。そんな中、火に油を注ぐ出来事が起こる。憤る范湘児は商細蕊(シャン・シールイ)を呼びつけ、蔑みの言葉を投げつけるのだった。一方、姜栄寿(ジャン・ロンショウ)は商細蕊を失脚させるために、甥の陳レン香(チェン・レンシャン)を地方から呼び戻す。1年の休演と“丸刈り”を賭けて、商細蕊と陳レン香の対決が始まる。

  • 第12話 秘伝の絶技

    新演目「趙飛燕(ちょう・ひえん)」の配役を決める日を迎えた水雲(シュイユン)楼。商細蕊(シャン・シールイ)は新規定に基づき年功序列を排除したため、師叔(ししゅく)たちからひどく反感を買う。一方、程鳳台(チョン・フォンタイ)は范湘児(ファン・シャンアル)を怒らせたまま、夫婦間に不穏な空気が流れる。陳レン香(チェン・レンシャン)は姜栄寿(ジャン・ロンショウ)から秘伝の技“仙人歩法(せんにんほほう)”を教授され優位に立つが、商細蕊は趙飛燕の舞をどう演じるか行き詰まってしまうのだった。

  • 第13話 不器用な感謝

    水雲(シュイユン)楼は姜(ジャン)家率いる隆春(ロンチュン)班に役者を引き抜かれ、新演目の上演が危うくなる。商細蕊(シャン・シールイ)は他の一座に代役を頼みに行くが、姜栄寿(ジャン・ロンショウ)を恐れ受け入れてくれる一座はなかった。窮地に立たされても程鳳台(チョン・フォンタイ)を頼ろうとはしない商細蕊だったが、程鳳台は水雲楼のために精力的に動いていた。しかし、程鳳台の商いを妨害する動きが少しずつ露呈し始め…。

  • 第14話 開祖の降臨

    九天玄女(きゅうてんげんにょ)の再来と言われる商細蕊(シャン・シールイ)、秘伝の絶技を再現する陳レン香(チェン・レンシャン)。ついに対決の日を迎え、劇場には観客が押し寄せる。姜栄寿(ジャン・ロンショウ)は商細蕊の負けを見届けるため水雲(シュイユン)楼側に来ていたが、趙飛燕(ちょう・ひえん)の舞を観て青ざめる。そんな中、トンネル修繕の現場にいる范漣(ファン・リエン)が匪賊(ひぞく)に誘拐される。交換条件を見た程鳳台(チョン・フォンタイ)は提携しているはずの絡子嶺(らくしれい)に異変を感じる。

  • 第15話 揺るぎない抵抗

    絡子嶺(らくしれい)に乗り込んだ程鳳台(チョン・フォンタイ)は、匪賊(ひぞく)・古(グー)の弟から人質にとられる。良好な関係を築いていた親分は悪質な古の弟に殺害されており、現れたのは親方の娘で敵味方不明な古大犁(グー・ダーリー)だった。一方、祖師の祭祀に参列した商細蕊(シャン・シールイ)は、姜栄寿(ジャン・ロンショウ)に皆の前でつるし上げられる。だが、跪くはずもなく暴れて抵抗する商細蕊は、とうとう破門となる。

  • 第16話 敗者の絆

    同様に姜栄寿(ジャン・ロンショウ)に排除された商細蕊(シャン・シールイ)と陳レン香(チェン・レンシャン)。役者として演技の場を失った商細蕊は陳レン香から誘われ、北平(ほくへい)を離れる。程鳳台(チョン・フォンタイ)の不在中、范湘児(ファン・シャンアル)は押しかける者たちの対応に機転を利かせるが、程(チョン)家を陥れようと裏で手を引く者がいた。一方、人質になったものの一向に殺される気配がない程鳳台。古大犁(グー・ダーリー)の目的は別にあったのだ。

  • 第17話 清風明月に届く声

    南京に来た商細蕊(シャン・シールイ)は舟の上で崑(こん)曲を歌う。南京の権力者・劉漢雲(リウ・ハンユン)はその歌声に心を寄せるが、声の主を陳レン香(チェン・レンシャン)だと思い違える。一方、程鳳台(チョン・フォンタイ)は絡子嶺(らくしれい)から帰還し、商細蕊が受けた理不尽な処罰を知る。事情を知った曹貴修(ツァオ・グイシウ)は姜栄寿(ジャン・ロンショウ)の元へ乗り込み、権力を使って処罰を取り消させるが、全てはある目的のためだった。

  • 第18話 結びつき

    劉漢雲(リウ・ハンユン)から崑(こん)曲を歌うよう迫られた陳レン香(チェン・レンシャン)は、困り果てて商細蕊(シャン・シールイ)に泣きつく。商細蕊は仕方なく、陳レン香が歌っているように見せかけて舞台裏で歌うことに。2人の企みはすぐに見抜かれてしまうが、劉漢雲は商細蕊の才能にほれこみ、義子として迎え入れる。強力な後ろ盾を得て北平(ほくへい)に戻った商細蕊。だが、話を聞いた程鳳台(チョン・フォンタイ)は顔を曇らせる。

  • 第19話 嫌疑

    程鳳台(チョン・フォンタイ)は北平(ほくへい)商会の鄭(ジョン)会長宅を訪れる。真の目的は絡子嶺(らくしれい)の親分殺害の罪を追及し自首させるためだった。しかし、鄭会長の孫・鄭来鴻(ジョン・ライホン)を利用したことで、察察児(チャーチャーアル)を傷つけてしまう。一方、南京から戻った曹(ツァオ)司令官は病のため日本人医師を付き添わせていた。曹貴修(ツァオ・グイシウ)の言葉を裏付けるような状況に、程美心(チョン・メイシン)の心は不安に揺れる。

  • 第20話 夢の後先

    商細蕊(シャン・シールイ)は寿宴(じゅえん)の席で憧れの名優・侯玉魁(ホウ・ユークイ)との共演をかなえる。安(あん)王府の大奥様は2人の演技にご満悦だったが、商細蕊が次の演目名を口にした瞬間、豹変してしまう。事情を聞いた商細蕊はその逸話を新演目にと考えるが、杜洛城(ドゥー・ルオチョン)に反対されてケンカとなる。一方、程鳳台(チョン・フォンタイ)は曹(ツァオ)家の難題を抱えながらも、商細蕊の願いをかなえようと動いていた。

  • 第21話 妃役の不在

    梨園の人気投票が迫る中、新演目の妃役が決まらず、商細蕊(シャン・シールイ)は頭を悩ませていた。そんな折、役者・原小荻(ユエン・シャオディー)の引退による送別会が開かれ、商細蕊は程鳳台(チョン・フォンタイ)らと共に参加することに。その席には厄介な役者・四喜児(スーシーアル)や彼に虐げられている弟子・小周子(シャオチョウズ)も訪れていた。四喜児の態度に憤る商細蕊だが、原小荻を師と仰ぐ女性・兪青(ユー・チン)の歌声を聴き…。

  • 第22話 己と戦え

    程鳳台(チョン・フォンタイ)と曹貴修(ツァオ・グイシウ)の武器密輸を嗅ぎつけた劉漢雲(リウ・ハンユン)は、部隊を従えて南京から視察にやってくる。劉漢雲の部隊は道中で絡子嶺(らくしれい)の匪賊(ひぞく)を攻撃し、古大犁(グー・ダーリー)の仲間が犠牲になる。一方、程鳳台は四喜児(スーシーアル)の一座から小周子(シャオチョウズ)を引き抜くために策を巡らせる。その策が成功し、1か月という期限つきではあるものの、小周子は商細蕊(シャン・シールイ)の一座に加わることに。

  • 第23話 運命共同体

    商細蕊(シャン・シールイ)に連れられ街で食事をしていた小周子(シャオチョウズ)は、1人で店に置き去りにされてしまう。代金を払うように迫られるがお金はなく、店主に言われるまま路上で芸を売ることに。緊張する小周子だったが、街の人々の前で歌ううちに度胸がついていく。一方、曹貴修(ツァオ・グイシウ)は北平(ほくへい)に到着した劉漢雲(リウ・ハンユン)を出迎えるが、顔を見ることすら許されない。

  • 第24話 しがらみ

    程鳳台(チョン・フォンタイ)の計らいにより、曹貴修(ツァオ・グイシウ)は水雲(シュイユン)楼の劇楼で劉漢雲(リウ・ハンユン)との交渉の機会を得る。曹貴修は劉漢雲の信用を得るために、あるものを手土産として用意していた。一方、商細蕊(シャン・シールイ)が男役を演じる新演目は、同業者の妨害に遭いつつも成功を収めるが、事件は終演後に起こる。小周子(シャオチョウズ)は乗り込んできた四喜児(スーシーアル)に連れ戻されそうになり抵抗するが…。

  • 第25話 達観

    寧九郎(ニン・ジウラン)との共演を願う商細蕊(シャン・シールイ)は答えを聞きに行く。そんな中、劇楼は修羅場と化していた。原小荻(ユエン・シャオディー)の妻が兪青(ユー・チン)の元に乗り込んできたのだ。原小荻の言葉を聞いた兪青は深く傷つき芝居ができなくなる。その心中を酌んだ商細蕊は独断で答えを出す。そして、劉漢雲(リウ・ハンユン)の宴の日を迎えるが、常之新(チャン・ジーシン)の姿を見た商細蕊の心は煮えたぎるのだった。

  • 第26話 烈火のごとく

    曹(ツァオ)司令官は息子へ兵権を譲渡するよう劉漢雲(リウ・ハンユン)から説得され、激怒する。一方、商細蕊(シャン・シールイ)は常之新(チャン・ジーシン)が程鳳台(チョン・フォンタイ)との仲を切り裂こうとしていると知り、怒りが抑えられなくなる。一方、南京行きが決まった曹司令官に別れを告げられた程美心(チョン・メイシン)は、涙ながらに思いをぶつけ銃を自身に突きつける。そんな折、劉漢雲は匪賊(ひぞく)の公開処刑を執行しようとするが、銃を持つ古大犁(グー・ダーリー)の姿があり…。

  • 第27話 夫婦の形

    水雲(シュイユン)楼では入門の儀式が行われ、小周子(シャオチョウズ)は正式に商細蕊(シャン・シールイ)の弟子となる。そんな中、程鳳台(チョン・フォンタイ)の元に、范漣(ファン・リエン)の子をみごもっている曽愛玉(ゾン・アイユー)が早産しそうだと連絡が入る。雲隠れした范漣の代わりに付き添う程鳳台だったが、偶然それを耳にした范湘児(ファン・シャンアル)に誤解されてしまう。帰宅した程鳳台は范湘児がある女性から届いた手紙を燃やしたことを知り、家を出る。

  • 第28話 腕の中の娘

    生まれた赤ん坊を引き取りに行った程鳳台(チョン・フォンタイ)は、曽愛玉(ゾン・アイユー)に実の娘として育てると約束し、鳳尾(フォンウェイ)と名前をつける。曽愛玉は涙を流して鳳尾と別れ北平から旅立つ。范漣(ファン・リエン)には子供の世話は到底難しく、程鳳台は赤ん坊を水雲(シュイユン)楼に連れていくことに。一方、范湘児(ファン・シャンアル)は曽愛玉を調査し、程(チョン)家の財布を握ることで冷静さを保っていた。

  • 第29話 勝利への畏怖

    梨園一の役者を決める人気投票は商細蕊(シャン・シールイ)、寧九郎(ニン・ジウラン)、姜登宝(ジャン・ドンバオ)、当て馬の四喜児(スーシーアル)による決選へ。だが勝利を予想された商細蕊は辞退すると言いだす。商細蕊にとって永遠の1位は心の師である寧九郎。だが、自らが勝てば寧九郎の衰えを受け入れざるを得ない。商細蕊、寧九郎どちらも不在の梨園会館では、開票結果が発表されようとしていた。

  • 第30話 最愛の妹

    梨園の頂点に立った商細蕊(シャン・シールイ)の元に広告の依頼が殺到する。気が進まない商細蕊だったが、程鳳台(チョン・フォンタイ)のために不慣れなことを引き受ける。そんな中、劇楼に来ていた察察児(チャーチャーアル)が程鳳台に憎しみを抱く者に誘拐される。妹を守るために究極の手段を選び、苦渋の決断をする程鳳台。そんな程鳳台の元に、范湘児(ファン・シャンアル)が捜し出した女性が会いに来て…。

  • 第31話 わだかまり

    程鳳台(チョン・フォンタイ)の出張中、范湘児(ファン・シャンアル)は水雲(シュイユン)楼を訪れ、商細蕊(シャン・シールイ)に文字を習わせ、食事制限をさせる。窮屈さに耐えられず逃げ出してしまう商細蕊だったが、寧九郎(ニン・ジウラン)の代わりに上海の梨園会館で行われる宴に出席する。迎えに来た役者・林丹秋(リン・ダンチウ)との再会を喜ぶ商細蕊。しかし、商細蕊は林丹秋が妹のために役者を辞めることがどうしても解せなかった。

  • 第32話 想起

    林丹秋(リン・ダンチウ)の妹だという女性。その顔を見た程鳳台(チョン・フォンタイ)は驚き、また、妹も顔色を変える。そして、妹の首飾りにある玉(ぎょく)を見て驚愕する商細蕊(シャン・シールイ)。その日の夜から、商細蕊は幼い日の夢を見続ける。公演を終えた商細蕊は翌朝、林丹秋の妹に会いに行く。表向きは林丹秋の説得を頼むためだったが、真の目的は彼女の家族・曽(ゾン)家について聞くことだった。

  • 第33話 戻らない日々

    林丹秋(リン・ダンチウ)との話を終えた商細蕊(シャン・シールイ)は、去り行く曽愛玉(ゾン・アイユー)を呼び止め声をかける。後日、商細蕊は路上で遭遇した女性から、抜け殻のような男への説得を頼まれる。その男は恋人と引き裂かれ、ケガを負った陳レン香(チェン・レンシャン)だった。商細蕊に励まされた陳レン香は、恋人との再会を果たそうと再び舞台に立つ。そんな折、陳レン香に宛てた1通の手紙が届いて…。

  • 第34話 変わりゆく世界

    日本から来たという雪之誠(シュエジーチョン)は、商細蕊(シャン・シールイ)の前で、歌舞伎を披露する。一方、程鳳台(チョン・フォンタイ)は久々に自宅へと戻る。娘に愛情が芽生えた范漣(ファン・リエン)は、水雲(シュイユン)楼へ足しげく通っていた。商細蕊もまた、愛おしい鳳乙(フォンイー)をそばで見守ろうとする。程鳳台は稼業を拡大し、商細蕊はさらに人気役者となり、平穏な日々が続くと思われた矢先、七七事変が起こる。

  • 第35話 北平(ほくへい)陥落の犠牲者

    曹(ツァオ)司令官は息子の曹貴修(ツァオ・グイシウ)に腹の内を話し、程鳳台(チョン・フォンタイ)はその計画を程美心(チョン・メイシン)から聞く。日本軍からの弾圧が激しくなり、新演目でひと儲けしようとした四喜児(スーシーアル)は大損する。一方、兪青(ユー・チン)は私財を売却して金銭に換え、北平を離れようとしていた。そんな中、商細蕊(シャン・シールイ)の付き人の小来(シャオライ)が夜道で行方不明になる。兵士の仕業だと知った商細蕊は憤怒し…。

  • 第36話 虚構の生(せい)

    商細蕊(シャン・シールイ)は頼み事のために斉(せい)王府を訪れるが、出家した寧九郎(ニン・ジウラン)の姿を見て泣き崩れる。帰り道、商細蕊は記者から呼び止められ、雪之誠(シュエジーチョン)との会食の写真をネタに恐喝される。寧九郎が京劇界から去り、日本軍は中日戯曲同好会の会長として侯玉魁(ホウ・ユークイ)に白羽の矢を立てる。投獄された息子を救うため舞台に立つ侯玉魁だったが、上演中に異変が起き…。

  • 第37話 命懸けの抵抗

    日本兵と衝突した商細蕊(シャン・シールイ)に謝罪する雪之誠(シュエジーチョン)。戦争を嫌い軍人になりきれない雪之誠は兄から罵られていた。侯玉魁(ホウ・ユークイ)は再び舞台に立つが、台詞を変え日本軍への抵抗を示す。気づいた日本兵は侯玉魁の息子に危害を加え、劇場内が騒然となる中、侯玉魁は吐血する。後日、日本軍の坂田大佐と共に観劇する程鳳台(チョン・フォンタイ)を見た商細蕊は驚きを隠せず…。

  • 第38話 入り混じる真偽

    程鳳台(チョン・フォンタイ)は古大犁(グー・ダーリー)と協力し、日本軍の荷を輸送するために坂田大佐と交渉する。街では商細蕊(シャン・シールイ)と日本人女性との関係をでっち上げた偽りの記事が出回る。そんな中、商細蕊の義兄が水雲(シュイユン)楼を訪れる。日本人女性との記事を見た義兄は商細蕊に激怒し、縁談を強要。一方、姜登宝(ジャン・ドンバオ)は日本の着物を着た商細蕊の写真を入手していた。

  • 第39話 苦悶

    日本の着物をまとう商細蕊(シャン・シールイ)の写真は、日本軍の命令により日中友好の宣伝材料として新聞に載ることに。程鳳台(チョン・フォンタイ)は憤り、杜洛城(ドゥー・ルオチョン)と口論になる。上演中、舞台荒らしが野次を飛ばし、商細蕊は舞台から引きずり下ろされる。腕力では負けない商細蕊だったが精神的なダメージは大きかった。一方、日本の荷を輸送中の程鳳台一行は匪賊に狙われる。

  • 第40話 針の筵(むしろ)

    曹貴修(ツァオ・グイシウ)は荷を輸送させる日本軍の真の目的を語り、程鳳台(チョン・フォンタイ)と手を組もうとする。一方、外出した商細蕊(シャン・シールイ)は食堂で詰問され、道中で噂話を耳にしてしまう。杜洛城(ドゥー・ルオチョン)は自分が水雲(シュイユン)楼を養うという条件で休演を提案するが、商細蕊は罪を認めるような行為はしないと拒む。そんな中、耳に問題を抱えたまま復帰した商細蕊は、舞台上でぼう然となり…。

  • 第41話 芝居からの解放

    程鳳台(チョン・フォンタイ)は耳の不調が続く商細蕊(シャン・シールイ)を休ませるため、芝居から解放しようとする。そんな中、范湘児(ファン・シャンアル)は商細蕊に引退を勧める。小周子(シャオチョウズ)から指導を懇願されても応じず、街なかで独り歌う商細蕊。その周りに集まった人々から復帰を求められた商細蕊は、困惑し立ち去ろうとする。一方、姜栄寿(ジャン・ロンショウ)は中日戯曲同好会の会長に就任し、姜(ジャン)家は売国奴として批判の的となる。

  • 第42話 君のために

    程鳳台(チョン・フォンタイ)の荒療治により、回復した商細蕊(シャン・シールイ)は一座の者たちに公演再開を宣言する。しかし、商細蕊は騙すようなやり方をした程鳳台を受け入れられず、避けていた。再開初日、商細蕊は舞台に出られず立ちすくんでしまう。その姿を見た程鳳台からの熱い言葉に励まされ、喝さいを浴びて舞台に立つ商細蕊。完全復活の兆しが見えたが…。

  • 第43話 逆転の世界

    高楼で発声練習をする水雲(シュイユン)楼一座の者たち。商細蕊(シャン・シールイ)は弟子たちに役者という生業の真髄を語る。一方、四喜児(スーシーアル)は病のため街なかで奇行を繰り返し、商細蕊もその姿を目にする。そんな四喜児は、敬愛してやまない役者の名を口にするのだった。衣装を身にまとわず歌だけの公演を終えた商細蕊は、新たな野望を程鳳台(チョン・フォンタイ)に打ち明ける。

  • 第44話 翻弄

    商細蕊(シャン・シールイ)は謝罪に来た雪之誠(シュエジーチョン)を受け入れず、縁を切ると告げる。一方、日本軍の荷の輸送業務に赴く程鳳台(チョン・フォンタイ)は、道中、無惨な村の様子を目の当たりにするのだった。そんな中、商細蕊は義兄から食事に招待される。商細蕊の予想どおり、義兄は頼み事を打ち明ける。程鳳台は所有する留仙(りゅうせん)洞の爆破計画を曹貴修(ツァオ・グイシウ)から告げられ、その作戦への同行を求められる。

  • 第45話 別々の道

    察察児(チャーチャーアル)が家出したことで憔悴する程鳳台(チョン・フォンタイ)。耳に入ってくる情報に藁(わら)をもつかむ思いで妹を捜す程鳳台は、金づるとして利用されてしまう。一方、行方が分からないままの察察児は、新聞で意志を発表する。程鳳台は北平を離れることを決意し、商細蕊(シャン・シールイ)に同行を望む。そんな中、程鳳台は坂田大佐から留仙(りゅうせん)洞の輸送路について話を持ちかけられる。

  • 第46話 通い合う心

    役者としての思いを吐露した商細蕊(シャン・シールイ)は、程鳳台(チョン・フォンタイ)のために歌い、2人は絆を確かめ合うのだった。一方、古大犁(グー・ダーリー)は出産を間近に控えていたが、日本兵への復讐に燃える。程鳳台は曹貴修(ツァオ・グイシウ)から告げられた日本軍への作戦が、いかに過酷なものかを知る。新演目の衣装が届かず気をもむ商細蕊は、范漣(ファン・リエン)から衣装作家を紹介されるが、条件に激怒する。

  • 第47話 唯一無二の君

    程鳳台(チョン・フォンタイ)の戻りを今かと待ち続ける商細蕊(シャン・シールイ)。北平(ほくへい)時報の薛(シュエ)社長からようやく程鳳台の状況を聞いた商細蕊は、血相を変えて程(チョン)家に駆けつける。しかし、程鳳台の姿を見ることは許されず、程美心(チョン・メイシン)から責められた商細蕊は心の傷により発作を起こす。憤る杜洛城(ドゥー・ルオチョン)は程美心に抗議の電話をかける。程美心はますます対抗心を露わにし…。

  • 第48話 憂い

    小周子(シャオチョウズ)は程鳳台(チョン・フォンタイ)につきっきりの商細蕊(シャン・シールイ)に、水雲(シュイユン)楼崩壊の危機を訴える。一方、范湘児(ファン・シャンアル)は献身的に程鳳台の看病を続ける商細蕊に、いつしか心を許すようになっていた。その矢先、程鳳台の容体が悪化するが、治療薬が手に入らず八方塞がりとなる。そんな程鳳台の様子を見に来た坂田大佐を、商細蕊は憎悪に満ちた目でにらみ…。

  • 第49話 (最終話) 究極の絆

    商細蕊(シャン・シールイ)は坂田大佐から、程鳳台(チョン・フォンタイ)の治療薬と引き換えに歌舞伎を舞うよう迫られる。雪之誠(シュエジーチョン)は商細蕊に突きつけられた無情な選択に胸をえぐられるのだった。一方、程(チョン)家では程鳳台の魂を呼び戻すまじないがなされようとしていた。程鳳台の息子に代わり、屋根の上で歌う商細蕊。その声は街中に響き渡る。しかし、商細蕊の喉は限界に達し…。

作品詳細

時は1930年代、北平(ほくへい:現在の北京)。稀代の辣腕で台頭した豪商、程鳳台(チョン・フォンタイ)は、伝統に縛られない大胆な手法が地元の商人たちの反感を買っていた。しかし、彼の勢いを無視できない北平の商会の会長は、そんな程鳳台の機嫌をとろうと、彼を北平一の人気役者、商細蕊(シャン・シールイ)の舞台に招待する。確かな実力と妖艶な魅力を持った商細蕊に惹かれる程鳳台。芸は逸品だが、その強すぎるこだわりと荒い気性が仇となり商細蕊は、対立する地元の京劇界が仕込んだ客に難癖をつけられる。そこに居合わせた程鳳台が商細蕊を救ったことをきっかけに2人は心を通わせ、程鳳台は商細蕊の一座を全面的に支援するようになる。共に支え合い、歩み始めた程鳳台と商細蕊だったが、程鳳台の妻は役者に入れ込む夫を快く思ってはいなかった。そんな中、戦争の影が色濃くなると、自由に舞台を上演することができなくなり…。

スタッフ

[監督]フイ・カイドン
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