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玉昭令
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玉昭令

『陳情令』の監督が放つ、新たなる傑作!総製作費35億円! 明の時代を舞台に、神仙・幽族・人間が織りなすファンタジック・ラブロマンス!!

2021年

字幕

  • エピソード
  • 作品詳細
  • 第1話

    啓封を震撼させる怪事件が起きた。全身が干からびた奇妙な死体が2つも発見されたのだ。それは人間の所業ではないように思われた。その後、劉家村でも同じような死体が。捜査に乗り出した捕吏長の展顔(てん・がん)たちは、3人の被害者が皆、百花楼の妓女・翠玉(すいぎょく)に好意を寄せていた事実に気づく。取り調べのため、急ぎ百花楼を訪れる展顔。同じ頃、翠玉の“正体”を知る人物が、彼女と対峙していた…。

  • 第2話

    細花流の門主・端木翠(たんぼく・すい)は、展顔(てん・がん)に連れられ啓封府にやってきた。劉家村の殺しと失踪事件の現場に落ちていた高価な耳飾りの持ち主が彼女だったことから、犯人だと疑われているのだ。劉家村に行ったのは幽族を捕まえるためで、こたび娘2人をさらったのも幽族なのだと訴える端木。しかし、ひとまず事件に無関係だと分かるまで拘束してはどうかという展顔の意見が認められ、彼女は啓封府に留まることに…。

  • 第3話

    展顔(てん・がん)の義母・江(こう)夫人の様子は明らかにおかしかった。態度や口調がまるで別人なのである。江夫人も、失踪後に昏睡状態で発見された者たちと同じく、天香楼で頬紅を購入していた。事件と関係しているのは確実だろう。さらに、被害者の1人の体から腐敗臭がするという奇怪な現象から察するに、幽族の仕業と見て間違いない。展顔は、気が進まないながらも端木翠(たんぼく・すい)の協力を得るため、端木草廬を訪れるが…。

  • 第4話

    端木翠(たんぼく・すい)と展顔(てん・がん)の元神が迷夢に入ったあと、現実世界では温孤(おんこ)が展顔の肉体を守っていた。だが突然、その体に血が滲み始める。温孤が急いで処置して心拍は安定したものの、迷夢の中で負った傷は肉体にも現れると知った上官策(じょうかん・さく)は、展顔の命が危ういのではと不安に苛まれるのだった。その頃、迷夢では、展顔が子供に刺されて重傷を負っていた。端木が急いで治療を施そうとするも…。

  • 第5話

    端木翠(たんぼく・すい)が鏡の精から託された簪(かんざし)は、蓬莱図の断片へと姿を変えた。かつて神仙の冊封が行われたあとに消えた蓬莱図が、なぜ人間界にあるのか。そして、幽族は何のために蓬莱図を狙っているのか――端木たちには、皆目見当もつかなかった。一方、鏡の精が死んだことにより、迷夢に捕らわれていた元神が戻った者たちは次々と目を覚ましていった。だが、展顔(てん・がん)はいまだ迷夢から戻ってこないばかりか…。

  • 第6話

    蚊の毒に侵され、全身が水疱に覆われた患者たちは、一様に物売りから果物の砂糖漬けをもらっていたことが判明した。さっそく展顔(てん・がん)と端木翠(たんぼく・すい)が捜査を開始したところ、目の前に砂糖漬けを売り歩く男が。一見普通の人間のように見えるが、男に残る幽族の気息を端木は感じ取った。ところが、一瞬目を離した隙に逃げられてしまう。そこで端木は、妊婦のふりをして辺りを歩き、幽族をおびき出す作戦を思いつくが…。

  • 第7話

    蚊男を追いかけようとした温孤(おんこ)の前に、隔仙陣が立ちはだかる。消えた入り口を見つけることができず、途方に暮れる温孤。隔仙陣は刻々と変化し、入り口は布陣者のいる方角によって変わる。つまりは自分が蚊男に代わり布陣者にならなければ、隔仙陣に入ることはできないのだ。幸いにも温孤の手には、蚊男の血の付いた喙(くちばし)がある。彼は端木翠(たんぼく・すい)を助けるため、壮絶な痛みに耐えながら己の血肉を切り取り…。

  • 第8話

    3種族の血を継ぎ、異常な速度で成長した蚊の子供たちを、端木翠(たんぼく・すい)と展顔(てん・がん)は容赦なく捕らえた。母親の蚊女は、“まだ分別のない子供だから許してほしい”と必死で訴えるが、人間の血の味を覚え、いずれ怪物となる彼らを見逃すわけにはいかない。「今ここで禍根を絶たないと」――とどめを刺すために三昧真火を放つ端木。すると、蚊女は身を投げ出して子供たちに覆いかぶさった。親子の体は火に包まれ…。

  • 第9話

    小天 (しょうてん)は、楊鑑(よう・かん)の命に従って端木翠(たんぼく・すい)を密かに監視していた。ところが、あっけなく見つかったばかりか、人間の衣を無断で拝借したことをバラされ、危うく投獄されそうになる。蓬莱の誇る神獣である自分に屈辱を味わわせた展顔(てん・がん)たちに目に物見せてやろうと、姻縁糸を使っていたずらを仕掛ける小天。だが、これもすぐに見つかって怒られたあげく、蓬莱に帰るよう端木から言われてしまい…。

  • 第10話

    忙しいから会う暇はないと言いつつも、展顔(てん・がん)が気になる端木翠(たんぼく・すい)。彼女は展顔のいる甘味処へやってくると、姿を消して彼のそばへ。最初こそ気づかなかったものの、机の上にある人形が不自然に動くのを見て、展顔は端木がいるのを察知するのだった。横に彼女の気配を感じながらも、素知らぬ顔で巡回をする展顔は、途中で縁談相手の李瓊香(り・けいこう)に出くわす。瓊香が展顔に近づくのが面白くない端木は…。

  • 第11話

    展顔(てん・がん)と端木翠(たんぼく・すい)は、李松柏(り・しょうはく)を絞殺した犯人と思われる桂花蛋の店の女主人・鄭巧児(てい・こうじ)の取り調べに向かった。1人残された温孤(おんこ)は、松柏の死体に付着していた髪の毛から幽族のにおいを感じ取る。その時、外を怪しい人影が横切った。「何者?」――急いであとを追い、逃げようとした黒衣の女の前に立ちはだかる温孤。すると女は、左胸のあたりを押えて苦しみ始め…。

  • 第12話

    月老(げつろう)が結んだ展顔(てん・がん)と李瓊香 (り・けいこう)の姻縁糸が、いまだ残っていることに端木翠(たんぼく・すい)は憤っていた。瓊香はもう婚姻を望んでいないようだが、糸が消えないのは2人の姻縁が本物だからかもしれない。そうだとしても、瓊香の父親が死に、喪が明けるまで展顔が3年も待たされることは気に食わなかった。端木は月老に物申すべく月老廟を訪れるが、対峙したくない月老は彼女の呼びかけを無視し…。

  • 第13話

    端木翠(たんぼく・すい)は苦労して集めた貴重なお宝の数々を展顔(てん・がん)に贈った。 ただ彼を喜ばせたい一心だったが、私蔵が禁じられている玉璽や皇帝の遺失物である硯まであったことから、何の嫌がらせなのかと啓封府は大騒ぎに。その後、すべての品は朝廷へ献上され事なきを得たが、自分の厚意が台無しにされたと感じた端木は激怒するのだった。一方、彼女が展顔に心を奪われている状況を案じる温孤(おんこ)は…。

  • 第14話

    恋仲となった展顔(てん・がん)と端木翠(たんぼく・すい)は、暇を見つけては啓封の街巡りを楽しんだり、寄り添いながら語り合ったりと幸せな日々を過ごしていた。そんな仲睦まじい2人を憎々しげに見つめる温孤(おんこ)。彼にとって唯一無二の存在である端木を奪ったあげく、人間が神仙と想い合っても悲恋で終わるゆえ、縁を切るよう忠告しても聞き入れない展顔を敵とみなした温孤は、啓封を水没させようと龍族の力を使って嵐を起こし…。

  • 第15話

    端木翠(たんぼく・すい)の過去と、記憶を封じている情債箱について聞かされた展顔(てん・がん)は、自分のせいで愛する端木を傷つけるかもしれないという事実に打ちひしがれる。そして、彼女を守るべく、ひそかに距離を置くようになっていた。そんなこととは露知らず、端木は一生懸命作った料理を食べてもらおうと展顔のもとへ。しかし、彼女は偶然にも、ここ最近会えなかった理由は展顔が自分を避けていたからだと知ってしまい…。

  • 第16話

    温孤(おんこ)医館には、猫に襲われ傷を負った人々が大勢訪れていた。診療にあたっていた温孤だったが、とある術により突然邪毒に侵されて、体に幽族の原形が現れてしまう。とっさに隠したものの苦しみ始めた温孤。異変に気づいた紅鸞(こうらん)が診療を中断させ、彼をその場から下がらせようとしたが、温孤を陥れるために患者として紛れ込んでいた少年の策略により、幽族であることが周囲に露見したばかりか、殺人の濡れ衣まで着せられ…。

  • 第17話

    「何を企んでいる」――紅鸞(こうらん)が幽族の使者であることを確信した温孤(おんこ)は、激高しながら彼女に詰め寄った。傷つける気などなかったという紅鸞の必死の訴えにも聞く耳を持たない温孤。これまで何度も端木翠(たんぼく・すい)を危険な目に遭わせたことは、到底許せるはずがないのだ。それでも邪毒に侵され苦しむ温孤を一刻も早く救いたい紅鸞は、九獄に戻って解毒薬を手に入れたあとで罰してほしいと言い残し…。

  • 第18話

    温孤(おんこ)を救うための解毒薬を持ち去ろうとしたところを幽族の長老に見つかった紅鸞(こうらん)と、彼女を追って九獄に来た端木翠(たんぼく・すい)は、そろって捕らわれの身となってしまう。解毒薬の在り処は長老の部屋だ。動けない2人に代わり、正体を隠し影族として紛れ込んでいた展顔(てん・がん)が、隙を見て解毒薬を取りに行くことに。誰にも見つからずに部屋へ侵入することには成功したが、そこには思わぬ罠が…。

  • 第19話

    幽族の急襲から、身を挺して江文卿(こう・ぶんけい)を守った江墨(こう・ぼく)。瀕死の状態に陥った彼は、父と慕う江易(こう・い)の生まれ変わりである文卿に、己の記憶をすべて移す。それが今、彼が“父上”にしてやれる唯一のことなのだ。江易として生きた日々、神位を譲渡した時の様子、江墨との出会い、命を終えた時のこと――文卿が前世を思い出したのを見届けた江墨は満足そうな笑みを浮かべて、そのまま息を引き取り…。

  • 第20話

    端木翠(たんぼく・すい)は蓬莱図の最後の断片を手に入れるため、旅立っていった。そこへ少し遅れて展顔(てん・がん)が駆けつける。縁を切ったゆえ我関せずを決め込んでいた展顔だったが、二度と会えなくなると思うと居てもたってもいられなくなったのだ。端木への想いを断ち切れず、彼女が去った跡を見つめ肩を落とす息子に、江文卿(こう・ぶんけい)は救いの手を差し伸べるのだった。一方、目的地のブン水県に到着した端木は…。

  • 第21話

    幽族の長老・越龍門(えつりゅうもん)は、幽王の残した宝である宝塔瑠璃灯の中に端木翠(たんぼく・すい)を閉じ込めた。彼女の命を助けてやる代わりに、蓬莱図を差し出させる魂胆だったが、思惑は外れてしまう。万が一のことを考えた端木が、蓬莱図の入った乾坤袋を展顔(てん・がん)に託していたのだ。越龍門の企みは失敗に終わったものの、これで危機が去ったわけではない。乾坤袋がない端木は、瑠璃塔の猛火から身を守る術がなく…。

  • 第22話

    温孤(おんこ)を死罪に処すために楊鑑(よう・かん)が放った誅神剣は、温孤を守ろうと前に立ちはだかった端木翠(たんぼく・すい)の体に刺さった。神仙や妖怪を討つ誅神剣で殺された者は魂が砕け散るという。血を吐き、その場に倒れ込んだ端木は、“私が命で償うから温孤を許しあげて”と息も絶え絶えに義兄の楊鑑に訴えると、程なくして展顔(てん・がん)に抱かれたまま事切れるのだった。端木を殺された悲しみと怒りをたぎらせた温孤は…。

  • 第23話

    月老(げつろう)の計らいにより、展顔(てん・がん)と話ができた端木翠(たんぼく・すい)。生きていることを伝えられたのはよかったものの、このままでは帰墟に捕らわれている自分を助けるために、展顔が無茶をしかねない。そんな焦りから“早く解放して”と暴れる端木に手を焼いた楊鑑(よう・かん)は、再び彼女を眠らせるのだった。その頃、端木の敵を討ちたい温孤(おんこ)は九獄に向かっていた。そして、人間界と蓬莱を滅ぼすべく幽族たちを解き放ち…。

  • 第24話

    端木翠(たんぼく・すい)を閉じ込めていた情債箱の鎖を断ち切った展顔(てん・がん)に、楊鑑(よう・かん)は攻撃を仕掛ける。展顔のおかげで過去の記憶を取り戻した端木は、人間の身でありながら、危険を承知で蓬莱まで来てくれた彼を犠牲にしたくない一心で、「展顔のことは私が何とかする」と楊鑑に訴えるのだった。その後、展顔と共に人間界へと戻ってきた端木は、かつての自分が犯した罪の償いを果たそうと思案するが…。

  • 第25話

    温孤(おんこ)がまいた幽毒のせいで啓封の街が混乱を極めるなか、端木(たんぼく)草廬が心配になった展顔(てん・がん)は、様子を見に行くことに。雨に打たれながらも青花(せいか)を気遣う彼の姿を、密かに見つめる端木翠(たんぼく・すい)。そんな最中、展顔が突然吐血し、倒れてしまう。展顔を愛すれば愛するほど、彼は故気に侵され命が危うくなる。だからこそ涙をのんで縁を切り、二度と彼に近づくまいと自分に言い聞かせていた端木だったが…。

  • 第26話

    紅鸞(こうらん)から端木翠(たんぼく・すい)の生存を知らされた温孤(おんこ)は、急いで彼女のもとに駆けつけた。「本当に生きていたんだな」と喜ぶ温孤に向かって、端木は槍を突きつける。無辜の民を毒牙にかけた彼を、許すわけにはいかないのだ。蓬莱で罰を受けるよう促すも拒む温孤。「だったら私がけじめをつける」――端木は目に涙を浮かべながら、温孤へと裁きの雷を落とした。苦しむ温孤の体を、再び電撃が貫こうとした、その時…。

  • 第27話

    「なぜ、こうなったのか…」――自分を殺そうとする端木翠(たんぼく・すい)に向かって震える声でつぶやく温孤(おんこ)。だが、時すでに遅し。過ちを重ねすぎた彼に、やり直す道は残されていなかった。その時、天上から、龍さえも葬ることができる五蛮雷が。温孤を討つために楊鑑(よう・かん)が放ったのだ。温孤の想いに応えられない代わりに、すべてを自分の手で終わらせたい端木は、命を失う覚悟で彼をかばう。その姿を見た温孤は…。

  • 第28話

    轂ショウ(こくしょう)将軍の勝利を祝う宴の最中、端木(たんぼく)営の将軍・端木翠(たんぼく・すい)は、騒動を起こし中座してしまう。女であるというだけで、見下したような態度を取る高伯蹇(こう・はくけん)に、腹を立てたのだ。そんな端木に対し、子供じみた真似をやめるよう忠告する轂ショウ。だが、先の戦で、伯蹇の無能さから、端木営に属していた多くの男子が無残に死んでいった恨みを忘れるわけにはいかない。彼女は、頑なな態度を取り続け…。

  • 第29話

    夢にうなされている端木翠(たんぼく・すい)を助けようと、術を施す温孤(おんこ)。それを目にした阿弥(あび)は、温孤が端木に危害を加えていると誤解して攻撃する。さらに、彼の首筋に幽族の証しを見た彼女は、ますます敵意を露わにするのだった。その頃、幽族の捕虜となった虞都(ぐ・と)を救った展顔(てん・がん)は、目的を果たしてこの沈淵から出るためにも、どうにか端木との接触を図るべく「端木営に入りたい」と虞都に頼んでみるが…。

  • 第30話

    幽族と通じていた裏切り者は、僕射長の成乞(せい・きつ)だった。それを知った虞都(ぐ・と)は彼を責め立て、すぐさま端木翠(たんぼく・すい)に報告しようとしたが、逆上した成乞に惨たらしく殺されてしまう。そして、偶然にも虞都の死の間際に居合わせた展顔(てん・がん)は、成乞の策略によって犯人に仕立てられ捕らわれの身に。一方、端木営で唯一生き残った男子である虞都の思いもよらぬ死に、端木は深い悲しみと激しい怒りに震え…。

  • 第31話

    展顔(てん・がん)と端木翠(たんぼく・すい)が沈淵にいる頃、現実の世界では啓封で問題が発生していた。このところ良好な関係を築いていたはずの人間と幽族の間で殺しが起きたのだ。ここ最近、突然自害する者が増えているという報告も受けていた啓封府尹の上官策(じょうかん・さく)は、不可解な現状に戸惑いながらも、殺人を犯した幽族を捕縛するため張瓏(ちょう・ろう)と趙武(ちょう・ぶ)を引き連れて現場へ駆けつける。だが、そこで…。

  • 第32話

    幽族の太子は、江易(こう・い)の暗殺を目論んで刺客を放つも、あえなく失敗に終わってしまう。激怒する太子に魑女は尋ねた。「温孤(おんこ)という人族の兵士はご存じで?」。一介の兵士のことなど露ほども興味がない太子だったが、幽族の毒に侵された端木翠(たんぼく・すい)を救ったと聞かされ、驚きを露わにする。それができるのは幽族である証拠だからだ。さらに、温孤には人族の血も流れているという。次の瞬間、太子の脳裏に浮かんだのは…。

  • 第33話

    江易(こう・い)のもとに、幽族に食糧を奪われたと高伯蹇(こう・はくけん)から報告が。ところが、この一大事を前に、轂ショウ(こくしょう)は慌てた様子を見せなかった。それもそのはず、これはあらかじめ用意しておいた偽の食糧を奪わせて、逆に幽族を陥れるという轂ショウの仕組んだ策なのだ。江易が真の目的を知らされたその時、食糧を奪われたことを聞きつけた端木翠(たんぼく・すい)が駆けつけ、食糧奪回の協力を申し出た。真相を教えようとした江易だが…。

  • 第34話

    幽族の太子・尾龍(びりゅう)を殺し、安邑城を落とした端木翠(たんぼく・すい)たち。幽王の支配下で奴隷となっていた人族や、彼らを守ったせいで罰を与えられてきた幽族たちは、暴政から解放してくれた端木に感謝の意を示すのだった。その頃、尾龍の亡骸を前にした幽王は悲しみにくれていた。自分から王位を奪う気だと思い信用していなかった息子が、ただ父親に認められたいがために必死だったということに、やっと気づいた幽王は…。

  • 第35話

    江易(こう・い)が端木翠(たんぼく・すい)に神位を譲ったせいで、千年後の三界が災禍に見舞われた――江文卿(こう・ぶんけい)は、千年前の自分である江易の首筋に匕首を突きつけながら、そう責め立てる。そして、自分が江易に代わって神仙の冊封をやり直し、神位も取り戻すべきなのだと告げた。信じがたい話だと思いながらも江易は問う。「神位を得てどうする? 何が目的だ?」。すると文卿は、無言のまま江易の体に匕首を突き刺し…。

  • 第36話

    轂ショウ(こくしょう)との対戦に敗れた展顔(てん・がん)は昏睡状態に陥った。命に別状はないが、このところ具合が悪かったうえに体力を消耗したばかりか、出血までしたせいで目覚めないのだろうと温孤(おんこ)は言う。足をケガしている自分の代わりに戦ってくれた展顔。彼に無理をさせてしまったことを悔いてわびる端木翠(たんぼく・すい)だった。一方、人族の指揮官暗殺を目論み、兵の殺害も認めた魑女が、3日後に処刑されることが決まり…。

  • 第37話

    龍族である温孤(おんこ)の処刑はおろか、轂ショウ(こくしょう)と婚姻を結び、今すぐ轂ショウ営と端木(たんぼく)営を統合させろという命令すらも断固として拒んだ端木翠(たんぼく・すい)。己の目的を果たすため、江易(こう・い)に成り済ましている江文卿(こう・ぶんけい)は、事が思うように進まないのも相まって端木に怒りを募らせ、統合が嫌なら兵権を返上しろと言い渡すのだった。その頃、幽王は人族との戦に備え、噬心咒(ぜいしんじゅ)を使って幽族の民を操り…。

  • 第38話

    呪いの源である蚕の精を見つけた温孤(おんこ)と紅鸞(こうらん)。幽王は彼女を幽閉して噬心咒(ぜいしんじゅ)の呪薬を作らせていたようだ。蚕の精は、“解毒薬を作ることもできるが、幽王の命令には背けない”と嘆く。そこで温孤は、解放してやる代わりに解毒薬を渡すよう求めるのだった。一方、温孤が和議実現のために崇城へ行ったあと、人族の兵営では、江易(こう・い)が襲撃されるという思わぬ事件が。さらに、刺客の手には龍族の品が握られていて…。

  • 第39話

    温孤(おんこ)のおかげで、人族と幽族の和議の話は進んだ。そんななか、江易(こう・い)に扮した江文卿(こう・ぶんけい)は、楊鑑(よう・かん)に、ある頼み事をする。それは、和議を行う屋舎内に幽族の力を削ぐ陣を張ってほしいというもの。万が一、幽族が裏切った場合に身を守る用心のためで、その周到さをたたえる楊鑑だったが、まさか目の前の男が、義父を殺して成り済ましている偽者で、和議を潰して戦を起こそうと画策しているなど知る由もなく…。

  • 第40話

    温孤(おんこ)と紅鸞(こうらん)が危機に陥ったその時、江易(こう・い)に刃を突きつけながら現れた展顔(てん・がん)は、2人に手を出すなと皆に警告した。そして突然の事態に驚愕する端木翠(たんぼく・すい)に向かって、温孤や紅鸞たち幽族に罪はないから逃がしてやってくれと懇願する。どうすべきか判断に迷う端木たちだが、義父を人質に取られている状況では誰も何もできない。やむを得ず幽族たちをその場から解放することには応じたが…。

  • 第41話

    和議の日に丞相の遺体を見つけたと、展顔(てん・がん)から告げられた端木翠(たんぼく・すい)は、義父の江易(こう・い)が殺されたのは本当なのだと思い知る。それと同時に、義父の偽者が死んだ兵たちを早々に埋葬したのは、殺害の証拠隠滅のためと気づいた。もし遺体を見つけることができれば、崇城の決戦を阻めるはず。そこで、展顔は遺体捜索のため墓地へ、端木は楊鑑(よう・かん)と轂ショウ(こくしょう)を説得するため、急ぎ崇城へ向かうが…。

  • 第42話

    “江文卿(こう・ぶんけい)は義父上にどんな恨みがあるの?”――憤る端木翠(たんぼく・すい)に、展顔(てん・がん)は意を決して告げた。文卿が自分の義父であり、千年後から来た江易(こう・い)の生まれ変わりであること、そして彼が何を目論んでいるかを。突拍子もない話ではあるが、展顔が自分をだまさないとの確信が、端木にはあった。ともかく、楊鑑(よう・かん)に事の真相を伝えて、文卿の罪業を暴くのが先決だと悟った2人は…。

  • 第43話

    幽族と人族の戦は、もはや避けられない状況だった。さりとて端木翠(たんぼく・すい)のためにも諦めるわけにはいかない。幽王・温孤(おんこ)を説得すべく、単身で崇城に乗り込んで停戦を訴える展顔(てん・がん)。しかし、人族の度重なる裏切りが許せない温孤は、元凶である江文卿(こう・ぶんけい)を殺して誠意を見せろと怒りをぶつけるのだった。義父の文卿を手にかけることができない展顔は、温孤に告げる。「憎しみが消えぬなら私を殺せ」と…。

  • 第44話

    沈淵に消されかかる展顔(てん・がん)。万事休すかと思ったその時、棺の中の端木翠(たんぼく・すい)が目を覚ました。一瞬呆然としたものの、愛する者が生き返った喜びがこみ上げ、すぐさま彼女を強く抱きしめる展顔。さらに驚いたことには、復活した端木は千年後の記憶をも取り戻していた。彼女によれば、沈淵を開いたと同時に消えた神位が復活したからだという。その頃、蓬莱図を使って神仙になろうとしていた江文卿(こう・ぶんけい)は…。

  • 第45話

    沈淵から生還した展顔(てん・がん)と端木翠(たんぼく・すい)のおかげで故気は除かれ、人間界は平和を取り戻した。役目を終え、自分を蓬莱へ連れ帰ろうとする義兄の楊鑑(よう・かん)に、沈淵で江文卿(こう・ぶんけい)と戦った際に法力を失ったから、今は戻れないと説明する端木。楊鑑は、魂を守ることができる符縄を彼女に与え、法力を回復させる方法が見つかるまで人間界に留まることを許可した。まさか端木がすでに神位を失っているとは夢にも思わずに…。

  • 第46話

    李瓊香(り・けいこう)が営む錦繍布荘を訪ねた端木翠(たんぼく・すい)は、花嫁衣装を選んでいる1人の女に違和感を抱く。その女は、李年慶(り・ねんけい)の妹・采秀(さいしゅう)だった。少し前まで独り身が一番だと言っていたはずの彼女が、急に婚礼の準備を始めている――腑に落ちないものを感じ、彼女に近づく端木。何気なく触れてみると、采秀の手は異常なまでに冷たく、しかも耳の後ろには奇妙な虫が。端木は、彼女が幽族に寄生されていると確信し…。

  • 第47話

    強制的に別れを命じられた文曲星君と季笙(きしょう)。想い合っているのに悲しい結末を迎える羽目になった劉向カン(りゅう・こうかん)と姚蔓青(よう・まんせい)。2組とも蓬莱に突如として現れた天道使君なる者のせいで、添い遂げる未来を奪われたのだ。こんなむごい仕打ちが、人間界を守ってきた蓬莱のやり方とは到底思えないと、端木翠(たんぼく・すい)は怒りを露わにする。展顔(てん・がん)は、蓬莱で何が起きているか調べようと彼女をなだめ…。

  • 第48話

    「妻になってくれ」――展顔(てん・がん)の求婚を、端木翠(たんぼく・すい)は承諾した。しかと抱きしめ合う2人。だがその後、愛する人と正式に結ばれる喜びに浸りながら、上機嫌で帰っていく展顔の後ろ姿を見送る端木の表情は悲しげだった。草廬に1人残り、花嫁衣装に身を包みながら、これまで展顔と共に過ごした日々を振り返る端木の目からは涙がこぼれ落ちる。翌日、婚礼を挙げるため端木を迎えに来た展顔を待っていたのは…。

  • 第49話

    天道使君こと江文卿(こう・ぶんけい)との争いで深手を負った紅鸞(こうらん)。何とか逃げおおせたものの、今度は幽族であるがゆえに啓封の民たちに捕らえられそうになっていた。危ういところで端木翠(たんぼく・すい)と展顔(てん・がん)に助けられたが、端木がかつて温孤(おんこ)を追い詰めたあげくに殺し、そのうえ次は自分たちをだまして天兵に売ったと誤解している紅鸞は拒絶の態度を示す。見兼ねた展顔は、温孤は自ら望んで雷に打たれて死んだと話すが…。

  • 第50話

    理性を失った夫・江文卿(こう・ぶんけい)に瀕死の重傷を負わされた江夫人。彼女は、倒れている自分に駆け寄ってきた2人の息子――展顔(てん・がん)と上官策(じょうかん・さく)に、義父の文卿を恨まないよう約束させた。そして、端木翠(たんぼく・すい)に「展顔を頼む」と告げ、かつて文卿のために手作りした香袋を握りしめたまま息絶えたのだった。その頃、蓬莱では、蓬莱図を体に取り込んで強大な力を得た文卿が暴虐の限りを尽くし…。

  • 第51話

    圧倒的な強さを誇る江文卿(こう・ぶんけい)を相手に、苦戦する展顔(てん・がん)たち。激闘のなかで紅鸞(こうらん)が敗死し、その悲しみと怒りから、端木翠(たんぼく・すい)は文卿に問いを投げかける。神仙に恐れられ、人族におびえられ、幽族にも恨まれるばかりか、愛してくれる妻さえも殺した――これがお前の望んだ結果なのか。その言葉にわずかな動揺を見せたものの、己の大義を疑うことを知らぬ文卿は、「すべてを消し去ってやる」と叫ぶと…。

  • 第52話 (最終話)

    端木翠(たんぼく・すい)は、生死盤を使って命の入れ替えを行うことで展顔(てん・がん)を救った。上仙が死んだ場合、骸は蓬莱に運ばねばならない。だが、悲しみのあまり、展顔は死を受け入れられず、端木を手元から放そうとしなかった。楊鑑(よう・かん)は、己を犠牲にしてでもそなたには生きてほしいと願い、愛と希望を託した端木の想いを無駄にするなと彼を諭す。これからの人生は端木と自分の2人のものだから大事にしなければ――意を決した展顔は…。

作品詳細

明(みん)国の都・啓封(けいほう)府を震撼させる怪事件が起きた。全身が干からびた奇妙な死体が、2つも発見されたのだ。それは人間の所業ではないように思われた。そして、劉家(りゅうか)村でも同じような死体が。捜査に乗り出した捕吏長・展顔(てん・がん)たちは、3人の被害者の意外な共通点に気づく。それは彼らが皆、百花(ひゃっか)楼の妓女・翠玉(すいぎょく)と何らかの関わりを持っていたという事実であった。百花楼へと急ぐ展顔。ちょうど彼が妓楼へ辿り着いたのと同じ頃、翠玉の“正体”に気づいたある人物が、彼女と対峙していた…。

キャスト

チャン・イーシャン グアンホン ワン・イーフェイ グー・ズーチョン ヤン・ゾー ワン・イーヌオ ツェー・クワンホウ ハン・ドン アオ・ズーイー

スタッフ

[総監督]チェン・ワイマン[原作]ウェイユー[総脚本]ゾウ・ユエ[撮影監督]オウヤン・リアンジン[美術監督]リー・ヒンチョン[アクション監督]リー・インフイ[衣装デザイン]ホー・チエン[作曲]ティエンユー音楽

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