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第1話
不動産会社で働く李暁楠(リー・シアオナン)は、顧客から個人的にマンションの一室を購入する契約を交わす。相手が売り急いでいたため破格の値段ではあったが、安い買い物ではない。同じ日、商談に失敗した夫の蘇睿(スー・ルイ)はそれを聞き、暁楠を頭ごなしに叱責するのだった。口論する2人――彼らの住むアパートの外には、蘇睿を捜す男たちの影が。事件発生まで、あと3日…。
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第2話
夜中に喘息の発作を起こした李暁楠(リー・シアオナン)は、もがき苦しみながらも床に落ちた薬を見つけ出し、事なきを得た。翌朝出社すると、暁楠を“指名”する客が。「同居人を募集したい」という、その男は王誠(ワン・チョン)と名乗った。戸惑いつつ2人で物件撮影へと向かう車中で、暁楠は彼が高校の同級生であると明かされ、驚くのだった。その直後、彼女の運転する車のブレーキが突然効かなくなり…。
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第3話
潯洋(シュンヤン)市の川岸に成人男性の遺体が打ち上げられた。鑑識の所見では、溺死でなく、後頭部の外傷による頭蓋内出血が致命傷だという。やがて被害者の身元が判明。公安局の陳幕(チェン・ムー)は、その妻・李暁楠(リー・シアオナン)を事情聴取する。事件当夜のことを聞くと、暁楠は姉の命日の供養をするため、夫の蘇睿(スー・ルイ)と川の近くで紙銭を焼いていたと言うが…。
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第4話
于紅(ユー・ホン)の証言の裏取りのため、陳幕(チェン・ムー)は嘉陵(ジアリン)ホテルを訪れた。于紅のチェックイン記録はあるものの、防犯カメラが当日故障し、その後の動きは分からないという。遺体発見現場から程近いホテルで起こった“偶然”――陳幕は新たな謎を抱えてしまうのだった。同じ頃、李暁楠(リー・シアオナン)の家には、蘇睿(スー・ルイ)の母親が怒鳴り込んできて…。
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第5話
夫を亡くして間もないものの、李暁楠(リー・シアオナン)は屋台の営業を再開することを決意した。残された借金を返済するため、懸命に鍋をふるう暁楠のもとにやってきたのは、借金取りの宋虎(ソン・フー)。暁楠の気も知らず、残酷にも家でも体でも売って早く返済しろと恫喝するのだった。そんななか執り行われた蘇睿(スー・ルイ)の葬式には、暁楠を恨む于紅(ユー・ホン)が乱入し…。
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第6話
陳幕(チェン・ムー)は李暁楠(リー・シアオナン)に関する新たな事実を突き止めた。病院の受診歴から、彼女が蘇睿(スー・ルイ)に家庭内暴力を受けていたことが分かったのだ。取り調べでは、暁楠から、そのような証言はない。まだ隠し事があるはずだと、陳幕は次なる取り調べに向け、事実を整理するのだった。その夜、宋虎(ソン・フー)から取り立てに遭う暁楠を王誠(ワン・チョン)が助け出し…。
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第7話
宿泊先を追い出された李暁楠(リー・シアオナン)は、同級生の王誠(ワン・チョン)を頼った。ちょうどルームシェアをする相手を探していた王誠と正式に契約を交わし、入居を決めた暁楠は、ほっと一息。しかし、壁の向こうの同居人が“消えた配偶者”という記事を執筆していることを、彼女は知る由もなかった。一方、公安では、逃亡を図った宋虎(ソン・フー)の取り調べが開始され…。
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第8話
于紅(ユー・ホン)が目を覚ますと、そこには李暁楠(リー・シアオナン)の姿があった。蘇睿(スー・ルイ)の墓前で自殺を図った于紅は、暁楠によって病院に運び込まれたのだ。思いがけず仇敵に命を助けられ、動揺する于紅。暁楠も憎まれ口をたたきながら、最後は彼女を気遣って帰っていくのだった。一方、公安の捜査は続いていたが、宋虎(ソン・フー)のアリバイが立証され、振り出しに…。