かつて魔法少女と悪は敵対していた。
“殺し愛(あ)わない”ロマンチックラブコメディ
2024年 12話
- エピソード
- 作品詳細
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無料
第1話 殺し愛(あ)わない
悪の参謀・ミラは、薄幸の魔法少女・白夜に一目ボレしてしまう。地上侵略を進めるため再び彼女に会いに行くが、なぜか手土産持参。白夜のなにげない言動に翻弄されるばかりの自分にミラ自身も戸惑う。「この悪の参謀である私が、一体どうしたというのだ……!?」
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第2話 魔法少女(を倒す使命、それ)は(他でもない)私のものだ
公園でのお茶会が日課となりつつある二人。ミラのコートの袖が焼け焦げていることに気づき、白夜はアップリケをつける。「魔法少女の仕事は思ったより辛くないんです。きっと、優しい参謀さんのおかげです……」そう口にする白夜に、ミラは「優しくなどない」と否定して……。
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第3話 そしてふりだしへ
白夜が魔法少女になった経緯を聞くに、彼女は御使いとやらに騙され、利用されているだけに思える。このままではますます疲弊していくばかりではないか……? と心配するミラ。そんなある夜、ミラはホステスとして働く白夜と出会う。白夜は涙ながらに、「え……えっちなディスクにして売られそうなんです……」
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第4話 動くものを追う習性があります
フォーマルハウトが、魔法少女討伐の任にあたるミラの補佐につくことになった。悪の参謀であるミラが、あろうことか魔法少女にご執心――という噂を聞きつけた悪の王からの監視でもあるのだろう。ミラとしては、王の信用を失うわけにはいかない。本当に決着をつける時が来たようだ……と覚悟を決めるが、白夜を前に早速グラついて……。
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第5話 我々は敵対している
雨の降りしきる中、白夜は今日も魔法少女の仕事に出かける。一方、組織の自室で白夜への贈り物を検索していたミラは、戦闘員に呼び出される。地下牢にいたのは、両手両足を拘束された白夜だった。戦闘員たちの目がある中、ミラは不適に笑う。「これから陰惨にして残忍な尋問を始める――」
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第6話 魔法少女とは
御使い(鳥)の導く火花は、ちょっぴり恥ずかしがり屋の魔法少女だ。魔法少女に憧れ、積極的に仕事を頑張る彼女のことを、御使い(鳥)は「真の魔法少女」と評する。ある日、傷だらけで悪と戦う火花の前に、ミラが立ちふさがり……。
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第7話 友人…?
火花と白夜は友人同士だった。再会の喜びをラリアットで表現する火花を見て、ミラはちょっと困惑する。御使い(鳥)に魔法少女失格を言い渡された白夜は、あっさり承諾するも、もちろん出来れば辞めたくはない。せめて理由を聞かせてほしいと頼むと、御使い(鳥)はとんでもない理由を口にした!
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第8話 クリスマスの前に
もうすぐクリスマス。白夜へのプレゼントを悩むミラに、スピカとアルキオネがアドバイスする。その様子を観察し、密かに興奮を覚える痴女がひとり……。一方、白夜と御使い(猫)は、クリスマス感あふれる商店街で火花たちに遭遇し……。
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第9話 クリスマスの夜に
クリスマスの夜を一緒に過ごす約束をしたミラと白夜。家までの道すがら、商店街で買い物をしたり、穏やかな時間を共有する。晩ご飯は、白夜の手作りハンバーグ。その形が星とハートで、動揺するミラ。「まさか私がハート? ハートということはつまり――」
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第10話 御使いさんとの一日
御使い(猫)と白夜の一日は、大晦日もいつもと変わらない。白夜が朝食を作り、御使い(猫)を起こし、セクハラを受ける。朝食後は時々、御使い(猫)の気分により会議が開かれ、そしてセクハラを受ける。一方、悪の組織では、この時期だけの特別会議が開かれており……。
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第11話 築五十三年です
心理テストで盛り上がるスピカとアルキオネ。テーマはもちろん恋愛系だ。「ミラは~案外本当に魔法少女にご執心じゃありませんの?」ベラトリックスも加わり、アブナイ妄想が炸裂する。その場からのがれ、いつもの公園に行くミラ。しかし、白夜の姿はなく……。
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第12話 (最終話) SideB/SideM
悪の参謀と魔法少女。二人は今日も、いつもの公園で待ち合わせる。甘いお菓子。他愛ないお喋り。幸福な日々は、これからも――。
作品詳細
悪の組織――あらゆるものを侵略し、あらゆるものを滅ぼす。残忍にして狡猾なその組織のブレーンには、王の片腕たる悪の参謀がいた。地上侵略の危機に立ち上がる、薄幸の魔法少女・白夜(びゃくや)。彼女と対峙した悪の参謀・ミラは、なんと一目ボレしてしまい……。魔法少女と悪が敵対していたのは、かつての話。殺し愛(あ)わない、ふたりの行く末は――?