風に立つライオン
遥か遠いケニアの大地― 愛する人たちへ捧ぐ「命の讃歌」
2015年 139分
予告編
作品詳細
アフリカ・ケニアで国際医療活動に従事した実在の日本人医師・柴田紘一郎をモデルに、さだまさしが1987年に発表した楽曲「風に立つライオン」。この曲に惚れ込んだ俳優・大沢たかおが小説化・映画化を熱望したことからプロジェクトが始動した。2013年にさだまさし自らが書き下ろした同名小説を発表。そして2015年、大沢たかお主演による念願の映画版が誕生した。共演には石原さとみ、真木よう子など実力派俳優が集結。監督は『藁の楯 わらのたて』『神さまの言うとおり』の三池崇史。
1987年、日本人医師・航一郎(大沢たかお)は、大学病院からケニアの研究施設に派遣される。アフリカ医療に生涯を捧げたシュバイツァーの自伝に感銘を受け医師を志した航一郎にとって、それは願ってもいないチャンスだった。しかし、それは恋人との長い別れも意味していた。父の跡を継ぎ、女医として離島医療に従事する貴子(真木よう子)を遠く日本に残さなければならなかったのだ。理想を胸に研究と臨床の充実した日々を送っていた航一郎は半年後、現地の赤十字病院から1か月の派遣要請を受ける。物見遊山のつもりで赴いた彼は、重傷を負って次々と運ばれてくる少年が、みな麻薬を注射され戦場に立たされた少年兵である事実に愕然としながらも、この病院への転籍を志願する。そんなある日、病院に少年兵・ンドゥングが担ぎ込まれる。彼は銃傷よりも、両親を目の前で惨殺され、麻薬でかき消された心の傷が甚大だった―。航一郎は、そんな彼の心の闇に真正面から向かっていくのだが…。
スタッフ
[監督]三池崇史[ゼネラルプロデューサー]奥田誠治[エグゼクティブプロデューサー]門屋大輔[プロデューサー]藤村直人/坂美佐子/前田茂司[アソシエイトプロデューサー]北島直明[原作]さだまさし『風に立つライオン』(幻冬舎文庫)[脚本]斉藤ひろし[音楽]遠藤浩二[企画]大沢たかお関連キーワード
三池崇史(C)2015「風に立つライオン」製作委員会